働く女性にとって30代は様々なターニングポイントを迎える大切な時期です。今働いている会社で昇進を目指す、また、自分のスキルアップのために転職活動に乗り出す、など、今後の人生の舵を決める瞬間が沢山待ち受けているでしょう。そんな大切な30代は心身ともに健康で上向きな状態をキープしたいですよね。
そこで気になるのが30代で2回訪れる「厄年」の存在です。女性は数え年で33歳と37歳の時に本厄を迎えます。厄年とは人生のうちで災いや悪いことが起こりやすいとされている年という意味を持ちます。その前年を前厄、後の年を後厄といい、前後3年は健康や周囲の環境に気をつけるようにと昔から言い伝えられてきました。迷信や言い伝えだと思われがちですが、厄の周期は身体に病気がおこりやすい年齢、周囲の環境が変わって不安定になりやすい時期を的確に表しています。前厄に気をつけてほしい事柄は金銭的なトラブルです。自分で金銭を管理する立場になる年齢なので思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。本厄では何よりも体調に気をつけてください。30代は女性特有の病気が発症しやすい時期、定期的な健康診断をおすすめします。本厄が過ぎて、ほっとして忘れがちな後厄ですが、ここでの無理や無茶は禁物です。病気の病み上がりもしばらく安静にしていますよね。後厄の年も、本厄の災いを引きずらないように静かに落ち着いて過ごすよう心がけましょう。本厄・前厄・後厄の時期は、しっかりと厄年であることを自覚して、慢心せずに過ごせば避けられる災いも沢山あります。日本が古来から守ってきた大切な風習をきっかけに、日頃の生活を見直してみてください。